もうすぐ!!レコーディング! 撮影!

いよいよ始まる!

7月25日に沖縄の子供もたちが集まって歌詞のワード集めをするソングミーティングが行われ沖縄出身のアーティストD-51が言葉と紡いで歌詞を作ってくれました。 デモ音源もできあがっています。
みんなレコーディング、プロモーションビデオ(PV)撮影の準備に入っています。

今日は来る楽曲レコーディングとPV撮影の準備についてお話ししましょう。

もうすぐレコーディング!!

9月22日はレコーディングです。知らない子たちもいると思うので、レコーディングの手順を書いておきますね。

今回はマルチレコーディングと言ってパート1人ずつが演奏して順番に録音する方式をとります。(多くの販売されている楽曲のレコーディングはこの方式をとります)

最初は、リズムパートから撮っていきます。つまりドラムから録音です。デモンストレーションとして録音した音とクリック(電子制御のメトロノームのこと)をヘッドホンで聞きながらドラムを叩きます。

ドラムは主催のわたし神保が叩きます。(ドラム叩くのが本業ですからね)
わたしは名古屋在住なのですが、名古屋からはスティック(太鼓のバチですね)とシンバルのみ持ち込みます。
ほかのドラムの人はスネアドラムとペダルを持ち込む人が多いですが、わたしの場合ペダルは壊れていなければなんでも大丈夫です。
「ペダルが違うとうまく叩けない」なんてことは全然ないです。ペダルとは、ドラムセットの中で一番大きく低音のドラムを叩くために足で踏んでコントロールする器材です。足でコントロールする関係で、慣れたペダルでなければコントロールが難しいという人もいます。
スネアも持ち込みません。 スネア(スネアドラム)は、ドラムの中でもっとも中心的にリズムを刻むドラムで基本的な拍子で叩く太鼓のことです。中心的な拍子を刻んでいくので、こちらもペダルと同様に慣れたものでないとコントロールが難しいとおっしゃる人もいます。このあたりは好き好きですね。
ドラムって音階がないと思われがちですが、実はそうではなくて、ちゃんと音階があります。「ヘッド」といって太鼓の帳面(叩く部分)の張り具合で音階を合わせる「チューニング」という作業をレコーディングでは行います。
ドラムは正しくは「ドラムセット」とか「ドラムス」といいます。複数の太鼓を組み合わせて音を鳴らすので、複数の太鼓の残響音が不協にならないように(一般的にこういう状態を「不協和音」っていいますね)チューニングして録音をします。でも、シンバルは音階の調整をすることができない楽器です。ので、シンバルは重たいですが、持ち込んで使います。(ドラムセットの構成はこちら参考になります

あ!!!すみません。本業がドラムを叩くことなので細かく書きすぎました!ドラムに興味のある方は読んでね

バンドではドラムとベース(ベース・ギターやコントラバス)を「リズム隊」といって、リズムを保つパートとされています。

ので、ドラムを撮ったら次はベースを録音です。基本のリズムと低い音で伴奏全体を下支えするものなので、慎重に、でも、大胆に演奏していきます。ベースはわたしが先に録音したドラムの音をヘッドホンで聞きながら、レコーディングをします。

こうやって少しずつ、伴奏ができあがっていきます。

つぎは、ギターですね。ギターは、伴奏の全体の雰囲気をつかさどる楽器で、ハーモニーを担当する楽器です。ギターの編曲と演奏によって、その楽曲が伝えたい趣旨とか主題というのが決まるといっても過言ではないです。そのため多くのバンドでは、ボーカルとともにギタープレイヤーが「バンドの顔」となっていることが多いです。
今回のギターの編曲は、D-51さんをはじめとしたみなさんがつくったデモンストレーション音源より、ちょっとだけ激しいロック寄りの編曲となりました。

今回のレコーディングでは、ギターとベースは沖縄在住のミュージシャンにお願いすることにしました。めちゃくちゃ個人的な楽しみになってしまいますが、ワクワクしています。

そして、バイオリンをレコーディングします。バイオリンは基本的には単音(同時にいくつもの音を鳴らすのではなく、ひとつの音を鳴らすこと)を艶やかに響かせる楽器です。J-POPなどでも伴奏の重厚感を与えるパートなどとしてよく利用される音です。

最後に「沖縄ソング」としてのカラーを彩る「琉歌」を伴奏に乗せていきます。

これでオケ(オーケストラの略で伴奏を録音した音源のこと)の完成です。

ここでちょっとプレイヤーさんをふたり紹介しましょう。

バイオリン演奏してくれるのは崎山弥生さんです。 現在琉球大学教育学部で准教授をされています。 彼女は沖縄県出身ですが、愛知県の芸術大学を修了後、名古屋を中心に演奏の仕事をしていました。
世界的シンセサイザー奏者の喜多郎さんのところで、かつてわたし神保といっしょに演奏をした仲です。南米や東南アジアなどを回った喜多郎さんのワールドツアーのサポートミュージシャンとして一緒に世界を回ったのです。
ある日、突然「沖縄に帰る」 愛知の音楽業界はびっくり。
バイオリンはピアノなどとちがい「ここを押したらド」みたいに決まっているわけではなく、自分で音を探して音を鳴らさなければならない楽器です。彼女の演奏は絶対に音程を外さない。それでいて表現が豊か。と評判で引っ張りだこの弥生ちゃんが突然いなくなってしまう…当時は業界大騒ぎでした。
ひさしぶりの共演となりますので、また個人的な話ですがドキドキしています。

琉歌を担当するのは、組踊の仲嶺良盛さん。 組踊は沖縄の伝統芸能の一つです。
その継承者であるのが仲嶺さんです。好青年のめちゃイケメンです。

昨年那覇のわたしはこのイベントへの参加のお願いをしました。 我々の主旨にご賛同頂き参加のご快諾を頂きました。
その時点で曲のアレンジの中に組踊の8,8,8,6の言葉の並びなど琉歌の要素を盛り込む事が決まりました。
編曲チームに琉歌について仲嶺さんからご教授もいただきまして、わたしたちはより沖縄の文化の深いところに触れることができて、これまたワクワクです。

楽曲は沖縄エッセンス満載で完成!

7月上旬D-51さんからラフに書いたメロディーがわたしのもとに届きました。「うん!良い曲!」という感覚を得ました。

すぐに編曲も開始。編曲は名古屋で活動するasa:leeというピアノボーカルユニットをやっている清本さん。仲嶺さんから教えてもらった琉歌のエッセンスを盛り込んだアレンジが完成。

ドキドキしながら仲嶺さんに聞いてもらったら…OK!!!

沖縄エッセンスをしっかり入れた楽曲ができて、そして9/22にレコーディングが行われるわけです

ダンスもつくらなければ!!

正直にいうと新型コロナに振り回されています。。。緊急事態宣言が発令され数度のスケジュール変更。。。
レコーディング、PV撮影から逆算して1ヶ月前にはダンスチームに音源渡さないと踊りが撮影までに間に合わない。 急ピッチです。焦ってます。。。

アレンジ作業中のデモのデモの音源で同時進行でダンスチームが振付を進めてくれていました。沖縄在住のダンス好きの女の子が中心になり子どもたちだけで作ってくれました。(すごいぞ!)
デモ音源ができあがりD-51さんのOKもらい、ダンスの振付も何とかできああがりました。
その後はみんなにもダンス覚えてもらうために見本動画を大急ぎで作成です。みんなで集まってなかなか練習できない中、ものすごいスピードで仕上げてくれました。何とか1か月前に見本動画完成です。
最後のスピード感はすごかったー!(まじでやったのか…と思いましたよ)

振付作成の中心になった女の子は「最後までやりきる!!」って断言してくれていたそうです。見本動画ではみんなで撮った動画以外にも自宅で一人で踊ってくれてより分かりやすい動画に仕上がりました。

この動画ができるまでに関わった子供たちやカッコいい大人たちの思いの詰まった動画何度も見返しました。ちょっと泣ける…

ダンス振付チームに「どこか苦労しました?」と聞いたところ「テンポがいつも踊っているHIP-HOPの曲から比べてゆっくりだったところ」だそうです。あたらしい音に触れてくれて、そして、やりきってくれた。これは彼ら彼女らにとっても、とても大きな経験だったのではないか。とおもいます。

いよいよPV撮影

こどもの国

9/23 ついに D-51さんと一緒に子供たちのダンスの撮影です。

全員ワクチン接種済、もしくはPCR検査陰性を義務付け望みます。 もちろんソーシャルディスタンスを保って。もうすぐ撮影。 厳しい状況の中ですが

みんなきっとワクワクドキドキしてるはず。

だってもうすでにこの楽曲には、関わるすべての人のワクワクドキドキがつまっているから。